今回は対人ゲームで必要になる「技術以外」についての解説になります。
技術やシステムは色々な人が解説・開発・研究していると思いますが、この記事は対人ゲームをする際にしておきたいフィジカル・メンタルの調整方法です。
対人ゲームをしていて誰しもこのような事を思ったことがあるはずです。
技術では負けていないのにどうしても勝てない!
同じだけ練習しているのに自分の方が覚えが遅い!
負けたり煽られたりして心が折れた……。
そのようなお悩みを解決できる(かもしれない)心構え・心がけについてお話していきましょう!
- ゲームでもコンディションは大事
- 全ての基礎であるフィジカル(身体)について
- メンタル(精神)を安定させる方法について
技術以外に必要なものとは?
対人ゲームでは技術が一番大事であることはご存知だとは思います。
ですが、先にも書いた通り「技術面では同じくらいなのに~」と悔しい思いをした方は多いはず。
どうしてそのような差が出るのかを簡単にご説明します。
コンディションの波
人はいつでも100%の力を発揮できるわけではありません。
- 昨日は夜更かししたから今日は体調が悪い
- 今日は気圧の変化で頭が痛い
- いやな事があってイライラして怒りっぽい
このくらいの出来事でも集中力は低下してしまい本来の力を発揮することはできません。
ですので、プロとなるとこの辺りもしっかり管理しているはず……です。たぶん。
全員が100%の力を発揮できた場合、Aさんは約35・Bさんは約70・Cさんは約85・Dさんは100の能力が発揮でき、勝敗も数字の通りになるはずです。
ですが、メンタル不調(戦闘力45)のDさんはBさんに負ける可能性があり、Cさんには絶対勝てません!
数字は目には見えませんがこのような事は実際の大会でもよくあります。
小さなミスを取り返そうとイライラして雑な動きになって負けてしまう、なんてパターンは親の顔よりも多く見てきました。
じゃぁ、大会が近づいてきたら生活を見直せばいいんでしょ?
その答えはNO!
その時だけ気を付ければコンディションが安定するわけではありません!
普段から100%に近いポテンシャルを発揮できるよう体調を整え、大会でも「いつも通り」にプレイ出来る事が理想です。
では、どのように何に気を付けていけばいいのかをこれから説明しましょう。
フィジカル面(身体面)について
まずはフィジカル(身体)についてのお話になります。
ざっくり言ってしまえば「健康的な生活」をしましょう、ということです。
とはいえどのような生活が健康的なのか、自分にはどれが実践できるのかを知っていってください。
まずはよく寝る
まずは睡眠時間についてです。
生まれついてのショートスリーパーでなければ人間は「7~8時間の睡眠」が一番パフォーマンスを発揮できるそうです。
いやいや、6時間寝ておけば大丈夫って聞きましたよ?
実はそんな事ありませんでした!
実際に睡眠時間での作業効率について実験をされているようで
睡眠時間が8時間・6時間・4時間を二週間続ける3つのグループと「3日間睡眠時間なし」のグループでパソコンの簡単な作業させ、集中力が途切れて起きたミスの回数を計測。
すると結果は、8時間睡眠のグループはミスが少なく14日間にわたりほぼ完璧だったのに対し、睡眠時間なしのグループは24時間時点でミスの回数が400%増加。 そして4時間睡眠グループは6日後にミスが400%増加し、6時間睡眠グループは10日後にミスが400%増加した。
という実験結果が出たようです。
睡眠6時間を2週間続けると酒気帯び認知レベルになるんですって!
睡眠時間が慢性的に短い人は判断ミスや操作ミス、平静を保てなくなる等のデメリットがあるわけですね。
そしてこの実験とは別になりますが、創造的な能力は起きてから4時間の間が一番良い状態なのだそうです。
ですので、しっかり寝て起きた後に対策を考えたり新しい戦法を考えたりするのが効果的ですね。
ちなみに、私も実際に7時間睡眠にしてみると明らかに今までとは体調に変化がでてきました。
- 身体の疲労感が今までと明らかに違う
- 日中の眠気も食後以外(これは仕方ない)はほぼ無くなった
- 気圧による頭痛もかなり軽減した
- 新しい事への意欲が増した
ぱっと思いつくだけでもこの程度は出てきます。
ちなみにあとで説明しますが、睡眠はメンタルにも大きく関わってきますので睡眠時間は本当に重要です!
そして午前1~3時は血液が肝臓で掃除をされるタイミングだそうなので、夜更かしは可能な限りやめましょう。
これらの考え方はマシュー・ウォーカー博士の『睡眠こそ最強の解決策である』を参考に記載しています。
継続して運動する
ゲームを長時間する人は座ってばかりいるので運動不足になっているのは知っていると思いますし、自覚をしていると思います。
運動不足で長時間椅子に座っているという事は、太ももの裏やお尻をずっと押させつけていたり下半身の筋肉を動かさないわけなので血流が悪くなるわけです。
ちなみに筋肉は血液を流すポンプの役割もしているうえ下半身の筋肉は身体全体の60~70%になるそうなので、座りっぱなしがどれだけ身体に良くないかがわかります。
配信して動画編集して……あっ、今日も椅子にずっと座っていたわ!
そんな生活続けてると早死にしちゃいますよ!
身体に悪い事はもちろんなのですが、血流が悪いという事は脳や身体にも流れる血流が少なくなってしまい、酸素や栄養不足になってしまいます。
対人ゲームは脳も身体もちゃんと動く必要があり、そしてそれらのパフォーマンスが十分に発揮できることも大事になります。
ちなみに血流が悪い人が良くなる事で考えられるメリットとしては
- 疲れやすさの解消
- 最近疲れが取れないなと思っているあなた!
- やる気の出なさの解消
- 最近モチベが上がらないなと思っていr(ry
- 貧血の解消
- 最近ふらつくなと思tt(ry
- 落ち込み(鬱っぽさ)の解消
- 最近鬱っぽいなとおm(ry
対人ゲーム関連だとこのあたりでしょうか?
その他にも胃もたれや不妊などにも効果があるそうですよ。
血流は脳の動きはもちろんフィジカル・メンタルにも関わってきますので、長い戦いをする人ほど必要になっていくわけです!
座り仕事や運転が多い人も気を付けてくださいね。
今まで大丈夫だったからと軽視せずに、先の人生も見据えて気を付けましょう。
急に運動と言われても……という方も多いと思いますので、まずは30分に1回なら3分程度、1時間に1回なら5分程度は椅子から立ち上がって動いてみましょう。
配信しているから難しいという方は、かかとの上げ下ろし運動やふくらはぎを軽くもんだりするなどで足の血液を循環させるよう意識し、配信終了したタイミングで「7秒スクワット」をするなど運動習慣を取り入れましょう。
ダイエットや生活習慣病予防にも効果的だから、ぜひ実践してほしいわね。
運動は継続が一番大事だから、やるタイミングを決めて習慣化してみてね!
ちゃんとした食事(栄養)を採る
最後に食事について……というよりは栄養について考えていきましょう。
ビタミン・ミネラル・食物繊維など、もちろんバランスよく栄養を取る事は大事になります。
ですが、ここでは先ほどお話した血流に関する栄養素についてです。
ちなみに先に説明したように頑張って運動をしたとしても、そもそもの血液量が少なければ血流をよくするにも限度がありますし、血液が少なければ運べる栄養素の量も少なくなってしまいます。
そこで大事になってくる栄養素が「タンパク質」と「鉄分」です!
まず「タンパク質」が血流の何に関与しているのかというと、血液量の増加です。
そもそもが血液は水を除くと殆どがタンパク質から出来ているものだそうで、タンパク質不足が血液不足に直結しています。
現代人は殆どがタンパク質不足と言われているくらいなので、私達は日々を貧血で過ごしていると言っても過言ではありません。
一日に必要なたんぱく質摂取量は成人男性なら60g・成人女性は50gになり、卵換算すると男性なら10個・女性なら8個となります。
食事だけでこれを満たす事は難しいため、鉄分も含めてサプリを上手に使って補う必要がでてきます。
ちなみに鶏肉はタンパク質と鉄分が取れる上に脂質が多くないから胃腸に負担がかかりにくい理想的なお肉だそうですよ。
そして「鉄分」が何に関与しているのかは有名な話で、ヘモグロビンの増加です。
運ばれる酸素量が足りなければ頭や身体もよく動かないので大事な栄養素になります。
一日に必要な鉄分の摂取量は色々な要因(出血の有無等)で前後しますが、男女共に7.0~7.5mgが基準となり、ほうれん草より含有量の多い小松菜でも80g(茹で)で2mg弱程度です。
食事だけでこれを満たす事は難しいため、鉄分も含めてサプリを上手に使tt(ry
豆乳は200mlで2mg程度+大豆イソフラボンが採れるので女性にはオススメよ!
ただ、いくら身体に必要な栄養素とはいえどの栄養素も採りすぎは身体に毒になります!
これらの考え方は堀江昭佳さんの『血流がすべて解決する』を参考に記載しています。
メンタル面(精神面)について
次はメンタル(精神)についてのお話になります。
メンタルについて知ってまず知っておいて欲しい事は
という事です。
それどころか壊れて再起不能になりますので、無茶をし続けない事が大前提です。
ちなみにメンタルはフィジカルに強く影響を受け、基本的に身体が元気であれば精神も安定するそうです。
フィジカル面での話と重複する部分もありますので、その時は駆け足で説明しますね。
基本はやっぱり睡眠と栄養
健全なる精神は健全なる肉体に宿るとも言うように、まずは身体が元気でなければ精神も健康でいられません。
でも長時間寝ようとしても寝れないんです……。
という人も多いのではないかと思いますが、原因は個人差があるので「これ!」という解決法はありません。
ですので自身に合った解決法を調べてもらうしかないのですが、よくあるケースとしては
- ベッドの上で色々やる(スマホ・漫画・パソコン等)
- なるべく寝る以外で寝具は使わないこと
脳に寝具=睡眠を連想させるように教育しよう
- なるべく寝る以外で寝具は使わないこと
- 横になって過去や未来の事を考える
- 今の自分にどうにか出来ない事を考えてもどうしようもないので、
自分に合った寝る方法を調べて実践しよう(例:米軍式睡眠法)
- 今の自分にどうにか出来ない事を考えてもどうしようもないので、
午後からカフェインを採らないとか寝る1時間前は興奮する事を避ける等、自分に合った対処法を見つけて下さい。
「人生意外となんとかなる」くらいの気持ちでいきましょう。
実際に意外となんとかなるもんです。
「何にストレスを感じるのか」知る
それではあなたが「どういう時に」「どんな事をしたら・されたら」ストレスになるのでしょうか?
1人で居る事がストレスの方も居れば人ごみがストレスの人も居ますし、旅行がストレス解消になる人もいれば旅行で疲れが溜るだけの人も居ます。
そこで大事になってくるのは
という事になります。
これも不眠と同様に個人差の大きい項目ですので「きちんと自分で把握」をし、そして可能な限りそれを避けるようにしていきましょう。
苦手にチャレンジをして克服できるというケースも無くは無いですが、大体の人は苦手を繰り返せば潰れてしまいます。
苦手なものを無理に食べさせられそれが原因で吐いちゃってトラウマ、なんてよくあるケースですよね。
しかし、「人に嫌われたくないから」「人並みに成果を出さなければいけないから」と考え、嫌な事も頑張ってしまう人が大勢居ます。
項目の最初にお話ししたようにメンタルは負荷をかけて強くはなりません。
借金と同じで続ければ取り返しがつかなくなってしまいます。
ですので、無理(借金)は続けずちゃんと休息(返済)をして下さいね!
メンタル株式会社は度重なる借金で倒産しました! はい鬱!
ですので、普段自分がやっている事が本当に楽しめているのか、実はストレスになっていないのかを今一度よく考えてみて下さいね。
もしかしたら楽しんでやっていた配信業が自分を苦しめているという可能性もありますよ。
「何でストレスを解消できるのか」知る
ストレスになる原因を回避しようとしても、頑張らなくてはいけない時はあると思います。
そして、ストレスが溜まり体調や気持ちに変化が出てきたらストレス解消が大事になります。
そこで大事になってくるのは
という事になります。
借りたお金は返さなければいけないように、溜めたストレスは発散させなくてはいけません。
そのために「何をしたらストレスが解消できるか」を知る事が必要になるわけです。
ちなみにストレス解消方法は自身の疲れの度合いで解消法が変わってきます。
少し疲れている程度なら「楽しいこと」をして気持ちをリフレッシュさせましょう。
はしゃいで遊んで気分転換といった内容ね!
そしてかなり疲れている場合は「癒されること」をして身体を回復させましょう。
こちらはゆったり過ごすといった内容になってますね。
そして注意点は、かなり疲れている時に「楽しいこと」をしても逆に疲れるという事です。
めちゃくちゃしんどい時に旅行やデートに行っても楽しめないどころか「来なければよかった」と思ってしまいますよね。
ですので、そういう時は無理に相手に合わせず「今日はものすごく疲れているから無理」とちゃんと伝えてゆっくりと身体を休めましょう。
私はそれができずにメンタルを壊しました!
休日のお父さんが家でゴロゴロしていたのってそういう理由だったのね。
これらストレスの考え方は下園壮太さんの『とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいですか?』を参考に記載しています。
まとめ
全部の項目を読んで頂けた方は、対戦ゲームにおけるフィジカル・メンタルの重要性を理解していただけたと思います。
特に普段から忙しくお仕事をされてる方は満たせていない項目が多かったのではないでしょうか?
可能であれば出来ていない項目全てを改善する事が理想ですが、いきなり全部が難しい方は睡眠時間から改善していきましょう。
対戦して相手に負けてイライラ、思う通りに動いてくれない味方に対してイライラ!
全然勝てなくてポイントが下がった……ゲームもうやめる……。
コントローラーを壊した! モニターを壊した!
そんな人は、まずゲーム以外の身の回りのストレスを減らして睡眠と栄養をとってください。
万全であれば沸点も今までより高くなるでしょうし、ゲーム中の判断力や学習力も上がると思います。
そうすれば楽しくゲームができますし、今までよりゲームの上達スピードが上がるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ゲーム以外のお話になりますが、その道のトップの方はやはりフィジカル・メンタルコントロールは大事にしており、特に睡眠だけは欠かさないように心がけているそうです。
トップになれというつもりはありませんが、折角遊ぶなら勝ちたいですし上達したいですもんね!
そして今回のようなゲーム自体に触れない記事ではなく、ちゃんとゲームに触れている記事は沢山ありますので興味があればぜひ見ていってください。
それでは皆様、趣味で活きるゲームライフを!
子供の頃からゲームと漫画を糧に生きてきた人。 大人になりレザークラフトが追加され、日々趣味に触れて生きています。 趣味があってこその人生!
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